BIWAKOOPEN


第4戦 ラッキークラフト カップ 大会レポート

Date:2004.9.26
天候:晴れ時々曇り
参加者:188名
ウェイイン率:約73.4%

今回も多数の参加者にお集まりいただき、初秋の琵琶湖で楽しい一日を過ごす事が出来ました。例年になくビッグバスが釣れ続いている琵琶湖でしたが、大会直前からパターンに変化が見られ、どんな結果が出るのか予想が難しい状況でしたが、結果的にトップ2名が7kg台というずば抜けた釣果を叩き出しました。3位以降は大きく差が開いて、全体的にはやや苦戦気味だったようですが、それぞれにトーナメントの釣りをお楽しみいただいたようです。また、今回も冠スポンサーのラッキークラフト様をはじめ多くの釣具メーカー様、地元商店様よりご協賛を頂き、50位までの入賞者への賞品の他、ジャンケン大会や抽選で多くの参加者に賞品が手渡されました。ご協賛頂きました企業様には心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

ラッキークラフトプロスタッフの佐藤順一様に来ていただきました。成績発表と入賞者へのインタビューの他、ルアーに関するセミナーや釣りのマナーなどの話をしていただき大変勉強になりました。

奥村哲史プロVS関根健太プロ

今回より関根健太プロと奥村哲史プロのバトルも!
関根健太プロ(6位/3,710g)
奥村哲史プロ(24位/2,390g)

毎試合、負けた方が豪華賞品を提供するという熾烈なルールで今回は関根プロが笑う事に・・・・・。

◆◆密着REPORT◆◆

成績発表

成績一覧表はこちら

優勝 北川雅豪 7,320g・3本 ( 都マリーナ マリックス )

入賞者コメント

ビワコオープンには3回目の出場です。今回は50位以内にはいるのが目標でした。最初に入ったのが六本柱の南のウィードエッジで、朝一番は少し濁りがあり曇っていた事からスピナーベイト5/8オンスのスローロールで流していき50クラスを1本取る事ができました。コンディションのよさそうな魚でしたので場所は悪くないと思いそこで粘ることにしました。8時30分頃から日が出てきたので以前好調だった1オンステキサスも考えたのですが、今回は少し人と違う事をやってみようと思いヘビーダウンショットでルアーはギドスリンガー7.5インチを使いウィードのポケットを狙っていくと、グッと重くなるようなあたりがあり、無事ランディングに成功したバスは一目見て50アップはあるサイズでした。その後同じやり方で3本追加することができ、特に最後にキャッチした魚はパッと見55アップはありそうで手にした瞬間、足がガクガクしました。まさかトーナメントでこんなの釣れちゃうなんて・・・。もしかしてお立ち台?と思いましたがまさか自分が、と思いながらウエイインを済ますと7320gあり自分でも信じられないようなハイスコアでした。実は今シーズン関根プロのガイドを何度か受けさせて頂きまして、六本柱南のポイントも釣り方もスローロールもすべて最近、関根プロのガイドで習ったことばかりでガイドを受けていなければありえない優勝でした。関根プロ、本当にありがとうございました(笑)。そして、応援してくださったマリックスのスタッフの方々、ビワコオープンの運営スタッフの方々本当にありがとうございました。

2位 今泉元秀 7,280g・3本 (イシヅカマリン)

入賞者コメント

昨年末の東京転勤以来、出張等にあわせ月1回ペース釣行してます。毎回、ひと月前に良かったエリアがダメになったりし、その都度エリア探しに奔走してます。今回はお盆の振替休みで、プラに2日間費やすことが出来たので好結果につながりました。
プラはまず夏から好調の「六本柱の南エリア」から開始。以前ここは悪くても2時間に1本、しかも「出ればデカイ」保証付だったので、当初からメインエリアにするつもりでした。北西部の「紅パラ沖?」と南部「プリンス沖?」に船が集中してたので、船団から離れ、ウイードが適度に濃く、水が良い場所中心に25lbラインヘビーテキサスを撃っていきました。
このエリアでテキサスは多くの人がやっており、その中で結果を出すには魚のいるポケットに辿りつく「運」と、プレッシャーを与えずに食わせる「テクニック」が必要だと思います。
私はいつも「運」の要素に左右されており「テクニック」不足に悩んでいるのですが、注意しているポイントとしては、①エレキを極力踏まない、②魚探を切る、③釣れたポイント周辺はしつこく探る、④良さそうな場所では長めステイを入れる、⑤人と違うルアーや見せ方をする(今回はブラッシュホグにシリコンラバーのスカートを付けました)です。全て思い込みの世界ですし効果は不明ですが、「人とは違う」という自信から、落ち着いて長時間のピッチング動作にも集中できています。
さてプラですが、初日は6時間やって2バイトで38を1本、2日目は4時間やってノーバイト。時折船団に入り様子も見ましたが、釣れてる状況ではなさそうでした。その後ディープホールや周辺シャローも見ましたが、イマイチでした。
残り時間は南部から西岸を北上して探索するも、膳所35×2、赤ブイ45×1、自衛隊30×1、と決め手に欠ける状況でした。西岸シャローは水が悪く、ギルも見当たらない感じでした。
夕刻「明日は大船団覚悟で最初のエリアで心中?」と思いながらマリーナへ帰る途中、未練がましくスロー走行で魚探を見てると、カネカ沖(前?)で六本柱エリアの良い頃に似たウイードが映りました。水の状態も良かったので試しに釣ってみると、程なくバイト。ビックリしてアワせ損ないましたが、しばらく後38ゲット。周囲に2艇いたボートでも釣れてるのが見えました。時間が無い為直ぐに帰路につきましたが、良い感触が残りました。
結局トーナメントでは朝一からそこに入りました。先着は3艇。昨日のポイント周辺に船が居たので、50m程沖側を流すが30分反応無。ポイントが空いたので徐々に近づくと待望のバイト!そしてミス!慌てて同じスポットに撃ち込みシェイクすると数秒後にまたバイト!再度ミス!!風で船が流された為、エレキを踏まずにバックシートへ移動して同じスポットへ再度投入。今度は着底後直ぐにバイト。そのまま3秒程シェイクして食い込みを待ちアワセ。やっとノッたのは55cm2600g。六本柱エリアよりは一回りお腹が細いバスでした。
その後徐々にボートが増えましたが、釣れた周辺を憶えておき15~20分程ポイントが休んだのを見計らっては何度も入り直し、50アップ×3本、45、40×数本を釣りました。10時過ぎくらいに船団になってからは、ポイントが空かなくなり35×数本でした。最終的には3本7kg超、5本では10kg超という物凄いものになりました。優勝には届きませんでしたが、大満足の結果です。本当にラッキーでした。
ところで、この釣りは魚のヒキが物凄く強く、気を抜くとウイードに潜られたりラインブレイク等が多くなります。バカな私はこの夏、50アップをフッキングしたまま「テムジン電撃&TDZ-US」を水中に持っていかれました。ラッキーついでに、このタックルが奇跡的に見つかればいいな、と思う今日この頃です。万一発見した方は是非ご連絡下さい。(笑)

3位 吉村敏治 4,210g・3本 (貸船オリーブ)

入賞者コメント

今回初めてBIWAK OPENに参加しました。その他大会の出場経験もなかったのですが、いつもお世話になっているサポート店「貸船オリーブ」の方に進められ、自分も興味があって参加しました。
当日はスタート前のボートの多さと、いつもより遅いスタートから緊張と不安でいっぱいでした。スタート後まずは自分の得意とする琵琶湖大橋東詰側に入り、不安から一匹のバスが見たく3インチセンコーを投げました。10分ほどで1匹目の500g程度のバスをキャッチ、それで気持ちに余裕が出来て自分が信頼できるラバージグ&バルキーパワーホグ3インチで水深6~7mのボトムを狙っていきました。すぐにあたりがありましたがフッキングミス。粘り続けて10時頃に、待ちに待った2度目のあたりがあり今度はフッキングもうまくいき2000g近くのバスをキャッチ、その後の残り時間を考え3インチセンコーに変更、すぐに3匹目の1500g近いバスをキャッチでき、その後も投げ続け3匹キャッチするも、ウエートが延びずウエイインしました。会場でトップは7000gオーバーと聞き入賞など全く考えてもいなかったのですが、運良く3位に入賞でき驚きました。ありがとうございました。

4位 池田祐幸 3,960g・3本 (アークロイヤルボートクラブ)

入賞者コメント

BIWAKO OPEN は、昨年の初戦より、参加させていただいてますが、スタッフの皆さんの肩肘をはらない手作りの雰囲気が、昔のトーナメントを彷彿とさせ、純粋に楽しませてもらってます。今までの、戦績のほうは、私のボートコンディション同様、ムラッケがあり、年に1回のペースで、お立ちに絡むのがやっとで、来年からは、もう少し、安定した成績を残せるように、がんばりたいと思います。
さて、ここからが本題です・・・・・・。
今回(第4戦)のトーナメントは、仕事の関係で、プラにはいることができず、当日の朝のアークメンバーからの湖の状況を頼りに、プランを立てる。
"ほぼ南湖全域に、ターンオーバーらしき影響が出始めて、タフ!!"ということで、思いつくエリアの選択肢は、以下の2パターン①ターンオーバーが南湖と時期がずれる北湖②水の動かないシャロー
プラをしてない私に、広大な北湖は??なので、下物のシャローウィード、だめなら、内湖・赤ノ井のマンメイドを撃っていき、状況を視ながら次の展開を考えることにし、バックシーターの藤本氏と共に、アークから出艇。
まずは下物のウィードエリアに到着、太陽の位置を気にしながら、エリア全体の北西(沖)側から内(シャロー)側に向かって、ボートを移動。
プラなしなので、広大なエリアをギルカラーのセンコー・ライトテキサス・12lbラインをフルキャストして、水面まで伸びるウィードを広く探るが、トロロを拾いリズムが悪いので、すぐに、センコー・ノーシンカー・8lbラインにチェンジ。
ボートポジションをウィードから遠めに取り、更にウィードのかなり向こう側へキャストし、表層近くをトゥィッチしながら、ウィードのエッジ・ポケットに辿り着けばフォールさせる。プラをしていないので、トゥィッチでウィード・パッチの間のオープンスペース、フォールでウィード・パッチをタイトに狙うことで、当日のバスの居場所・反応をチェック。
センコーの端っこを咥え、振り回すようなプルプルとしたあたりはあるが、あわせるには至らない状況の中、他のボートは、自分の浮いている沖側エリアには目もくれず、ずっ~とシャロー側のウィードに向かって、かっ飛んで行くのを見ながら、"沖側は失敗・・・!?"と思いだしたころ、エッジでのフォールで待望のあたり。
ウィードに潜られ、ボートを寄せて、強引に取りこんだのが、写真・左手に掲げているバス。最近、あまり、湖上に出ていなかったので、このバスを"43~45cm・1300g・まあまあ"と目測してしまい、当日のウェイトの基準としてしまった。この後、釣れども釣れども、目測のウェイトが伸びずに、へこたれる結果に・・・・。
とりあえず、1尾目に"まあまあ"サイズを入れることができ、一安心。
更にランディングの際、ボートをウィードに寄せたことで、ウィードの際に、BIWAKOOPEN でのキーパーサイズが目視できたので、先ほどまでのあたりはギルではなく、キーパーバスと確信。
まずは、リミットを揃えるために、"バスの目視箇所"、"センコーへのプルプルあたりのある箇所"へ3インチ・サタンのDSをフォローで入れると、すぐに、リミット達成。開始後、約1時間・3尾の目測で、"約1700g"、これで落ち着いて、サイズアップを狙える・・・。
これを見て、バックシーターの藤本氏も、ベイトからスピニングに持ち替えて、ポケットに投入すると、先ほどの1尾目と同サイズの目測"43~45cm・1300g・まあまあ"を釣って、このエリアで押し通すべきとの結論。
サイズアップを狙い、フォローのリグをスワンプクローラー・根コリグに換えて、キーパーを入れ替えながら、ずれた目測で"約2000g"。
残念なのは、ロングディスタンスのウィードエッジでフォローの根コリグに出てきた、バスが取りこめなかったこと。ウィードに突っ込んで動かなくなったところを、ボートを寄せ、ネットでウィードを掻き分けてランディングしようとすると、藻ダンゴがドラッグを鳴らしながら動き出し止まることなく、魚の行く方向のウィードがラインが張られることによりプツプツと切られる藻刈りの感触が、"フッ"と軽くなった。"バラした魚は・・・・"というが、この魚は、本当に良いサイズ(1尾目と良い勝負)だったと、確信してます。
その後、何尾かの入れ替えにならないキーパーをキャッチした後、待望の入れ替えサイズを、センコーでフッキング。ずれた目測で、約800gを"ヨッシャー、やっとやぁ~!!"の掛け声とともに、ゴボウ抜き・・・・が、これが良くなかった。ボートの上で、大出血!!口の中を覗くと、見事にエラにフッキング・・・・。それを知らずに、抜き上げたために、このバスは、ウェイインすることが、出来なくなってしまいました・・・。バスの口元にフックが見えない場合は、バスのためにも、ネットもしくはハンドランディングをするべきだ  という教訓に・・・。
その後、入れ替えサイズを捕ることが出来ず、北山田のシャローウィードエリアへ。このエリアに来た理由は、例年、この時期には沖のほうにボートが集中して、ぽっかりとお留守になっている(基本的に人混みは嫌い)・魚は濃くなくとも手返しよく、広く丁寧に探れば、反応してくれる(と信じている)・ターンオーバーの影響を受けにくく、水質が非常にクリア・個人的に好きなスピナーベイトで釣れる(と信じている)、から。要は、私にとっての、”信じるものは救われる”的なエリアということ。案の上、トーナメンターのボートはなく、ウェイクのボートだけが行き交うドシャローを、デルタフォース・1/2oz.で流し、2バイト・1フィッシュ・1バラシで入れ替え達成、ずれた目測にて"約2700g"。沖の6本柱南の船団が気になり、そちらの様子見に移動。
水の色を見ただけで、こちら(人間)の活性が下がり、素通りで、そのまま西岸を北上、途中、カネカ沖の水がクリアなことに気がつくも、船団に割って入るだけの確信が持てず、再度、朝のエリアへ・・・。
すぐに、普通のキーパーは捕れるも、入れ替えることが出来ず、帰着・検量へ。量ってみて、びっくり、なんと"2700g"のはずのバスが”3900g”もある・・・・・?”んっ・・・ということは、藻刈りと出血サービスがなければ、ひょっとしたら、4kg後半にとどいていたぁ・・・!?でも、このウェイトでこの順位なら、まぁ、いっか・・・”というのが、終わってみての感想。
とりあえず、良かった、良かった・・・・。最終戦もがんばろう!!

5位 藤橋 弘 3,790g・3本 (キャッツボートクラブ)

入賞者コメント

自分自身2回目の出場となる琵琶湖オープン、当日は7時半と同時に北山田沖に向かいました。リグはロッククロー1ozTXでウィードを貫通させ底で当たりをとる釣りに徹しました。というのもここ何週か浮くたびに好調を維持してたのです。しかし、当日は水質の悪さと人的プレッシャーが増したエリアでは魚もとれず、10時半までノーフィッシュでカネカ沖4mラインに移動しました。ここのエリアも船が20艇近くはいたのですが、開始10分もしないうちに1500gが一本でましてホッとし続いて500gぐらいのをキャッチしました。ただ、あとが続かないため、そのまま山の下沖4mラインに移動。で、ピッチングを繰り返していると1400gがとれまして、終了間際にも800gがとれ入れ替えしウェインしました。今回は皆がもっと釣ってくるだろうと思い30位だったらいい方だろうとおもっていたのですが、意外と釣れていなくてラッキーでした。
それにしても、琵琶湖オープンは、たくさんの出場者でなおかつ有名なプロの方に同じ土俵でいどめる大会ということで楽しいですね。これからも出場していきたいと思います。

団体成績

団体戦は各チームの上位10名の合計ウエイトで競います。

順位 チーム名 ウェイト
優勝 アークロイヤルボートクラブ 27,460g
2位 キャッツボートクラブ 26,670g
3位 貸船オリーブ 24,470g
4位 都マリーナ マリックス 20,720g
5位 マリーナフレンズ 18,920g
6位 イシヅカマリン 18,460g
7位 リブレバスクラブ 8,330g
8位 名鉄マリーナ 5,640g
9位 からすまフィッシャーマンズパーク 2,030g


優勝したアークロイヤルボートクラブチームの皆さん、おめでとうございました。

敬称は省略させていただきました。ご了承ください。